「ペットのお墓」 自宅の場合
庭の中でペットのお墓に向いている場所
庭がある家でしたら、そこに火葬したペットの骨を埋葬して墓を建てるという選択肢もあるでしょう。中には、火葬せずにそのまま埋葬する、いわゆる土葬する人もいるかもしれません。しかし、土葬したとしても、完全に土に帰るのに60年はかかるということですから、衛生上の問題やダイオキシンの問題などもあり、隣近所も良い顔をしないでしょう。庭の中でもお墓ですから、日の当たらないところがいいですし、隣の家に隣接していないところを選ぶのもマナーでしょう。通り道でないところも基本です。
お墓のために用意するもの
自宅にお墓を建てるために用意する物には何があるのでしょうか。まず、必要なのは墓石です。あからさまに墓石とわかるようなものよりも、単に大きめの石を置いて目印にする程度で良いでしょう。石はどこでも手に入ると思いがちですが、公園など公共の場から持ち帰ることはできません。川や海岸などで適度な石を見つけるようにしましょう。また、お墓ですから、お線香やお花を供えることができるようなものを用意しておいてもいいでしょう。これも当然ですが、隣近所から見えないような位置で行うのが原則です。
穴を掘る際には注意が必要
埋葬するための穴ですが、どの程度の深さまで掘るのか気になる人もいるでしょう。土葬の場合、1メートルは掘っておくと安心です。他の動物が掘り起こしたり、臭いがすることがあるからです。火葬の場合は50センチ程度でもいいでしょう。火葬の場合は、粉骨して庭に散骨するのも一つの方法です。細かく粉骨するのは、火葬後はペット霊園が基本サービスとして対応してくれることが多いです。火葬の際の粉骨サービスは是非とも利用しておきたいところです。